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スタッフのコラム

スタッフのコラム vol.11

新宮 通彰(29歳)2011年6月22日 更新

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しんぐうみちあきです!
名前覚えてね!

はじめまして!
入社8年目のディレクター新宮 通彰 (しんぐう みちあき 29歳 独身)です。

今はNHK総合の『月刊やさい通信』という番組を主に担当しています。
弊社には神保 (じんぼ)というディレクターがいるのですが
いまだに名前を間違えられてしまいます・・・

そんな人間のコラムですが、お付き合い下さい!

◆生い立ち~入社まで

千葉県は房総半島の勝浦市に生まれ、海と山に囲まれた少年時代を過ごしました。
釣り(海やバス)と海水浴(潜り)・・・、それくらいしか遊びの選択肢がない田舎でした。
こりん星にある高校を卒業後、田舎コンプレックスとアニメ(EV●の●ERV)の影響から国際公務員に憧れ
国連大学の向かいにある大学の国際政治経済学部に進学しました。

大学時代は「意思さえあれば、何でもできる!」と10代後半に陥りがちな妄想から
長期休暇のたびに自分の見たい景色を見るため、海外に一人旅に出るようになります。
ところが、「景色は素晴らしいけど、何か物足りない・・・」

そこには共感する人が誰もいませんでした。

「こんな景色を多くの人に見てもらいたいなぁ」
何をエラソーに、若かりし僕はそんなことを考え出してしまいました。
そして、伝えるなら「映像と音だ!」と思い
当初の目的とは全く違うテレビの業界に足を踏み入れるのです。

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19歳 テント片手にトルコ・カッパドキアにて

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ギリシア・メテオラにて

◆まずはADとなり修行

さて、この仕事に入って誰しも通るのがアシスタント・ディレクターという業務です。
その仕事は非常に多岐に渡るもので、弁当の手配から外国の大使館へビザ催促の電話(ウズベキスタン等)、
更にディレクターのデートのセッティングまで・・・
ディレクターが演出に専念できるよう、ありとあらゆることを振られ続けます。
(※業務内容には、個人差があります・・・)

しかし、「こんなんやってらんねぇよ!」と諦めてはいけません。

ディレクターからの無茶振りは、「気の使える人間になれよ!」というディレクターからの愛なのです。
仕事に愛(気持ち)が入っていなければ、誰も動いてくれません。
それは、書類をホッチキスで止めることも、タバコを買ってくることも同じだと思います。
愛がなければ視聴者を感動させることなんてできません。
これは、どんな業種でも同じことですね。

この業界で違うことといえば、AD時代には 親も喜ぶ?テレビ出演の機会がやってくることです。
僕も子供向けの科学番組を担当していたときには全身、もしくは半身タイツを着て
毎週のようにテレビに出ていました。

一番思い出に残っているのは、電話ボックスのようなところに半身タイツ一丁で閉じ込められ
中に数百匹の蚊を放たれるというものでした。
一生分蚊に刺されましたが、辛抱、辛抱です。
視聴者が笑ってくれれば、それでいいのです。

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愛用のコスチュームで疾走!!

結局、AD時代は望んでいた海外ロケはおろか、関東を出ることすらできませんでした。

そして、入社3年目。
僕が気の使える人間になったかどうかは分かりませんが
色んな人の力を借りながら、何とかディレクターデビューを果たしたのです。

◆ディレクターはもっと修行

ディレクターになってこそ、本当のこの業界の面白さがやってくるのではないでしょうか?
自分の行きたいところへ取材に行き、おいしい場面を編集すれば さぞかし最高な番組ができるでしょう。

が、世の中そんなにうまくいくわけありません。

ディレクターはまず、取材した内容を元に「構成」という番組のあらすじを考えます。
これを元にロケを進めるのですが、実験がうまくいかなかったり取材不足だったりと
構成通りに物事が進むことなんてほとんどありません(自分の力不足かもしれませんが…)。

ここからどうするかがディレクターの力量が問われるところです。
瞬間・瞬間の判断で新たな物語を作り上げていくのです。

もちろん、そんなこと自分一人では到底出来ません。
「みんな、オラに力を貸してくれぇぇ~!」とカメラマン、音声、編集マン、そして音響効果さんを巻き込んで
番組に新たな命を与えていくのです。

とはいえ、六本木の会社で書いた構成が現場に行っても変わらないのはおかしなことです。
ロケに行って新たな発見を見つける嗅覚とそれを瞬時に物語に組み込む構成力。
いや~、これが難しいんですね。
まだまだ勉強です・・・

◆この業界を目指すみなさんへ

7年この業界にいて、100本近くの番組を担当してきました。
罵倒される失敗もたくさんしてきましたが、
思わず笑ってしまう場面や、ふと口ずさむナレーションなど
忘れようにも忘れられない 思い出が詰まった日々を過ごしています。
そこには、苦しくも楽しくも人との関わりがありました。

結局はこの業界も人と人との繋がりです。
視聴者も人なのですから。
番組を面白くできるかどうかは、みなさんの人間性にかかっています。
あなたを中心に世界が回る(言い過ぎかもしれないけど、そうだと思う)この業界で一緒に働いてみませんか?

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机の中に保管してあった取材ノート

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