ドキュメンタリー・情報番組を中心に

株式会社クリエイティブネクサス

株式会社 クリエイティブ ネクサス

映画・ドラマも手がける映像プロダクション

ドキュメンタリー・情報番組を中心に映画・ドラマも手がけます

  • 後藤ディレクター

会社に入って1年後、知りたくないですか?

何かに没頭すること、ありますか?

入社2年目のぼくがどんな仕事をしているかというと、それこそいま就活中の皆さんに近い20代が新しい働き方・生き方を掴もうとしているドキュメンタリーのディレクターを担当しています。
突然のアクシデントを主人公はどう受け止め、ディレクターのぼくは何を問うていかなければいけないのか・・・おっと、また別の事件が起こり始めた!
一人の主人公の気持ちを深く考え、考え、考え尽くす日々です。

一方で、少し引いて自分のことを考えると、お金をいただきながら今を生きる誰かの人生に数か月思いを巡らす経験、普通ありますか?
入社2年目・20代半ばの自分ごときの思いを全国に発信できる仕事、それを任せてくれる制作会社、普通ありますか?

今回の取材をしていると、今の20代は昔と違って生まれた頃から何もかも揃っていて、生活の為にお金を稼げない「乾けない」世代と言われているらしいです。そして「没頭する何か」を働く中で見つけることがお金だけでは埋められない空白を埋める解決の一つと言われています。そんな視点で考えると人の心の機微を感じ取ることに日々没頭できる仕事に出会えたことは幸せだなとひそかに感じながら、今日もロケに行ってきます!

新米にドーンと任せてくれますか?

経験が浅い新米のぼくにディレクターデビューのチャンスを作ってくれたことです。
会社に入った1年後には番組コーナーのディレクターとしてデビューさせてくれ、その半年後には「この人おもしろい!」と自分で書いた提案がNHKで通り、まさかのドキュメンタリー番組のディレクターを担当。
それも出来上がったレギュラー番組の土俵でやるのではなく、開発番組という真っ新な大地でドーンと新しいことをやってみろという大胆さがあります。

弊社は自分で企画を書く環境があります。
それは新人でも同じことで、誰にでもチャンスは転がっています。と言われても本当かよ・・・と思うかもしれませんが、ガチでした。

企画を書いているとプロデューサーや先輩ディレクターが自然と声をかけてくれ、何が足りないのかアドバイスしてくれて、何度もブラッシュアップに付き合ってくれ、自分の仕事が忙しいにもかかわらず、テレビ局に持って行って提案を推してくれたことには痺れました。そして、提案が通れば経験の浅いぼくにでも任せてくれるんです。

それは先輩方が築いてきたテレビ局との信頼関係があってこそ、恵まれた環境にいることにようやく気づき始めた今日この頃です。

「あ」を愛していますか?

あっ、あ~、あー、ああ・・・、あ!、あーっ!?

何が言いたいかというと、相当ポンコツなんです、ぼく。
例えばロケ中のこと。
まずは、出演者の「あ・・・ゴトーさん」突然の打ち合わせロケ地の変更。
変更したロケ地の許可を急遽取るものの、法外な金額を迫られ怒りの「あーっ!?」
結局事情を出演者に話してカメラは回さず喫茶店に入ってもらい、ためらいの「あー」
打ち合わせ後の表情だよと折角のカメラマンのアドバイスを無関心の「あ~」でやり過ごし、頭の中は予定していたプランがすべて吹き飛んだ狼狽えの「ああ・・・」
見かねた音声マンにコーヒーを恵まれ、頭をリセット。「あ~」
いや待てよ、やっぱり打ち合わせ後の彼女の表情こそ大事だと思った時には既に打ち合わせは終わっていて焦りの「あっ・・・」
そしたらちゃんとカメラマンがしっかり回していて、
なんとも言えぬ感嘆の「あ、あああーっ・・・あ(りがとうございます)」

「あ」に笑い、「あ」に怯え、「あ」に怒り、「あ」を愛する毎日。
こんなぼくの『あ』を時には厳しく、時には大目に見て、懲りずに付き合って下さる諸先輩方に感謝です。

あっ、会社を選んだ理由、書くの忘れていたので次の項目にて!

これまでのキャリア

2016年4月入社。
NHKの歴史・スポーツ・旅・生放送特番などのアシスタントディレクターを経て、
NHK BS1「東京オリパラ団」にてコーナーディレクターを担当。
現在、NHK Eテレ「2人の#」ディレクターを担当中。

先輩からの就職活動アドバイス!

実は最終面接の時、大遅刻をしたんです。開始時刻を勘違いしていた、ホント一方的にぼくの失態。
運良く受けさせてもらった面接でも、「どんな気持ちでここまできたか」という質問に対して「何も考えずに走ってきた」という言葉以外浮かばず、とにかくグチャグチャで相当ひどく映ったかと思います。
とここまで書いて、なんか素直で謝り屋さんな印象がついていますが、そんな感じでもなく、入社後、明らか自分が悪いことをしても素直に謝れない場面が多々あり、謙虚になれ!と怒られる日々・・・「あの面接の印象とは違うじゃないか」と言われてもおかしくない変貌ぶりです。

たしかに、グチャグチャで救いようのないボクでもやっていけそうな気にさせてくれたことが会社を選んだ理由でしたし、実際ガチでグチャグチャなぼくを温かく育ててくれています。
素直に、嘘をつかずに!とか油断すると言ってしまいがちですが、「グチャグチャ」した荒削りな気持ちそのままでOK。
そんな姿で挑む人を切り捨てたり、笑ったり、けなしたりしない会社だということは間違いないです。

最新のコラム