NHK BSプレミアム　2022/8/3(水) 20:00～公式ホームページ

人間よりも犬を大切にする悪法として名高い「生類あわれみの令」。しかし本来は、民をいたわり、弱者を救うはずのものだった？将軍・綱吉の政治はなぜ暴走していったのか。
徳川幕府5代将軍・綱吉。人よりも犬を大切にする“犬公方”と呼ばれたが、近年は、幕府政治を法律や制度尊重へと転換した、有能な君主として再評価が進む。民をいたわり、弱者に優しい社会を目指した綱吉。ところがある事件をきっかけに変わっていく…。そして登場した「生類あわれみの令」。人や動物すべてをいたわるための法令が、やがて、犬を傷つけた人を処刑にするほどにエスカレート！綱吉政治はなぜ暴走していったのか？

今回の主人公は、徳川綱吉です。恐らく“生類憐れみの令”と聞くと「あー！犬の将軍ね！」となるかもしれません。実は、犬に限らず、人間も保護の対象に含まれていたのです。綱吉がもともと目指したのは、「弱者を救う君主」でした。なぜその理想がねじ曲がったのかは番組をご覧頂ければと思いますが、今回はもうひとつ。番組MCの磯田さんのお話が、 個人的に収録の楽しみの一つなのですが、その一部をご紹介できたらと思います。「最も理想的なことは、最も現実主義者がやらなければ成功しない」。色んなところに通ずる言葉だなあと思いながら聞き入ってしまいました。他にも先生方の面白い話が沢山聞けますので、是非ご覧ください！（阿部）

【P】上村将之　【D】小谷松菊夫　【AD】阿部華子